大量摂取は危険ですが、適量のカフェインは健康によい効果があるとされています。
死亡率が最も下がったのは、1日3~4杯飲む人たちでした。
▼1日5杯以上飲む人では死亡率がわずかに高い傾向がありました。ただし1日5杯以上飲む人はそもそも数が少なく、どのような影響があるか確かなことは言えません。
▼国立がんセンターの研究グループは、別の研究の中で、緑茶でも同様の死亡率の低下がみられることを示しています。
いま緑茶を飲んでいる方があえてコーヒーを飲み始めたり、嫌いな方が無理して飲み始めたりする必要はありません。
抗がん剤の作用を向上させ、他にも肝臓がんなどの特定のがんを予防する効果が証明されています。
かつて、コーヒーは膵臓がんなどを増やすといわれていましたが、現在、肝臓がんなどに対して予防効果を持つことが確実視されています。
厚生労働省の研究班のまとめでも、コーヒーは、肝臓がんを「ほぼ確実に」予防し、大腸がんを予防する「可能性あり」と位置づけられています。コーヒーの有効性は次第に定説になりつつあります。